講演会『雑賀衆と鷺ノ森遺跡−紀州の戦国―』和歌山市立博物館 学芸員 小橋勇介氏
 場所:鷺森別院本堂
時間:午後1時15分〜2時45分まで

(入場無料:先着200名様限り)

孫市まつり当日午後1時15分より鷺森別院本堂において
『雑賀衆と鷺ノ森遺跡−紀州の戦国―』について和歌山市立博物館
学芸員である 小橋勇介さんにご講演いただけることになりました。
        
      和歌山市立博物館 学芸員:小橋勇介氏

2003年の「雑賀の兜をさぐる」展以来16年ぶりに雑賀衆関連の展示会が昨年ありました。
昨年、2019年8月24日〜9月29日の間に開催された夏季特別展『雑賀衆と鷺ノ森遺跡−紀州の戦国―』では、
5年前に発掘調査が行われ城下町以前の和歌山の暮らしがうかがえる重要な遺構などが多く見つかりましたが、
特別展では、「鷺ノ森遺跡」の発掘成果や雑賀衆が信仰のよりどころとした鷺森別院の宝物、
そして、市立博物館が所蔵する古文書を通して、雑賀衆の活躍が紹介されました。



雑賀衆は現在の和歌山市ほぼ全域や泉州地域を拠点にしていた集団。
戦国期、日本に導入されたばかりの鉄砲を駆使して信長らを苦戦させたことで知られています。
孫市まつり当日は、信長の侵攻を防ぐ最大幅16mの堀跡が発掘されるなど「鷺ノ森遺跡」の
発掘成果などを中心に雑賀衆の活躍を紹介してくれます。

小橋氏は、「戦国時代に紀州だけでなく畿内の各地で活躍した雑賀衆。その雑賀衆について、
      各地に残された古文書と発掘された考古資料から探ります。」と抱負を語ってくれました。

鷺森別院本堂にて講演会『雑賀衆と鷺ノ森遺跡−紀州の戦国―』を是非聴講ください。
そして特別展の成果と資料、雑賀衆の活躍および裏話などお楽しみください。

和歌山市立博物館 学芸員 小橋勇介氏の略歴
  1983年大阪府生まれ。日本中世史専攻。
  2013年より和歌山市立博物館勤務。
  論文:「中世における堤防と河川敷の景観」
 (荘園・村落史研究会編『中世村落と地域社会』高志書院、2016年)など